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2020年05月20日

「鳥追地蔵」の話。

「鳥追地蔵」の話。

享保3年(1778)寺島は田んぼばかりの村でした。

秋には、黄金色の稲の穂が一面に広がり、なんとも美しい眺めですが、稲の穂が
実るとたくさんの雀が集まって稲を食い散らしてしまうのでした。

「鳥追地蔵」の話。

かかしを立てても、鳴子を仕掛けても、どんなことをしても逃げない雀。

困った農民たちは、雀を追い払ってくれるよう、お地蔵さまにお参りをしまた。

翌朝、目を覚ますと一羽の雀も飛んでいませんでした。

お地蔵さまのところに行くと、お地蔵さまの足が泥で汚れてました。

「鳥追地蔵」の話。

お地蔵さまが田んぼに入って雀を追い払ってくれたのだと感謝し、農民たちは
お礼にお堂を建てました。

この鳥追地蔵は、現在も寺島町に残っています。



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Posted by 鈴木@SHOPS案内人 at 15:08│Comments(0)★南浜名湖の民話
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