2017年01月11日
豊川閣妙厳寺(豊川稲荷)

当妙厳寺は1441年(室町時代前期・嘉吉元年)旧暦11月22日、永平寺御開山道元
禅師の法嗣、寒厳義尹禅師から6代目の法孫、東海義易禅師により、曹洞宗の寺と
して開創された名刹であります。
本尊は寒厳義尹禅師伝来の千手観世音菩薩であり、鎮守として同師が感得された
通称豐川稲荷で親しまれる豐川吨枳尼真天を祀っております。

寒厳禅師が1264年(鎌倉時代中期・文永元年)求法のために入宋し、1267年帰国
の折、乗船中、妙相端麗、稲穂を荷い、宝珠を捧げ、白狐に跨るお姿の霊神が海上
に現れ、御神示賜りました。

禅師は深く感動され、帰国の後、示現のお姿を手ずから刻まれ終生守護の善神と
て祀られました。
これにより後に、法孫、東海義易禅師が、この豊川に地に円福山妙厳寺を開創され
遷座しました。

豐川吨枳尼真天の御神中にある「唵尸羅婆陀尼黎吽姿訶」を要約すると「此の神咒
(呪文)を唱える時は、わが信心は何処までも通じて正しき戒力により悪事災難は
除かれて、福徳知慧を賜わり、苦を抜いて楽となし、悲しみを転じて喜びとなす事
が必ず成就する」という意であります。

此の神咒こそ、豐川吨枳尼真天の生命であり、精神であり、誓願であります。
この吨枳尼真天の御誓願をうけ、当山は御参拝の方々の諸願満足を祈願する寺と
して知られてます。
Posted by 鈴木@SHOPS案内人 at 14:11│Comments(0)
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