第24番礼所 慶亀山 徳正寺
法の雨降りかかる身の徳正寺 道大足に知らで行く人
曹洞宗のお寺で、ご本尊は大通智勝仏です。
当山は一つの草庵を発祥とします。
長田家末裔にあたる徳正道慶という居士が、因縁の深い源義朝公の
菩提を弔うため永正10年(1513)、当地に庵を結び地蔵尊をまつった
のが始まりです。
居士は、永正16年(1519)に没しています。
その後、動巌珠運和尚が入寺して開山し、名も地蔵堂から徳正寺と
改めました。
江戸時代の文政年間に住職をつとめた第7世・大林良芳和尚の代に
現状に近い伽藍整備が行われ、次いで、瑞応秀苗大和尚が明治15
年1月29日に法地開山し今日にいたっています。
弘法堂は昭和47年に建立されました。
大師像は、名高い南知多の岩屋寺・豪潮律師の開眼によるものです。
「お亀さん」の名で親しまれる延命無量慶亀尊天は、その昔、当大足
の海岸に打ち上げられた大亀をまつるものです。
※参考文献:知多四国めぐり礼所案内より