2014年03月02日
息神社 田遊祭(たうたさい)

小雨模様の3月2日、雄踏町の息神社で、無病息災・五穀豊穣を祈願する
神事「田遊祭」が行われました。

3月の初午の日に息神社で行われる祭礼で、古くは息神社の大太鼓祭りと
共に行われていたといわれます。
1871(明治4)年までは旧暦の初午に行われていたが、その後、4月、9月
、10月と移され、1950(昭和25)年から3月初午日に開催されるようにな
りました。

祭礼順序神社拝殿内の中央に田所(たどころ)と呼ばれる約2m四方の水田
に見立てた木枠が設置され、そこを中心に行われる。

また、拝殿正面には天狗・狐・おかめ・翁・おみな(老女)・鬼・般若の
7面が掲げられている。

田遊神楽歌は、農耕作業を予祝する内容で、1.田打ち 2.苗代田の選定
3.肥料集め 4.種蒔き 5.祝いの餅撒き 6.鳥追い 7.苗取り 8.代かき
9.田植え 10.鳥追い、という内容が歌われる。

途中には田所へ種籾が蒔かれ、最後、4人の稚児が田所の周りを時計回りに
3周すると終了となります。

※取材協力:吉田氏(雄踏在)