神仏習合の勝軍地蔵 愛宕神社別当光雲寺

鈴木@SHOPS案内人

2013年02月12日 13:05



愛宕山光雲寺は、慶長5年(1600)長慶禅師によって開かれ、釈迦牟尼仏
を本尊とする臨済宗のお寺です。

「篠原村誌」によると、「境内に白馬乗りの勝軍地蔵尊を安置し奉る。
京都愛宕より移せしものとなり言い伝う」とあります。

この神仏習合は、鬼門除けの仏としてその名のとおり、平安末期から鎌倉
武士はじめ、中世武士階級の人々に崇敬されていました。

もともとは、甲冑をつけ馬に乗った武士と、地蔵信仰が習合した神仏習合
の名残であるが、外から進入する疫病や魔物を防ごうとしたのでしょう。
しかし残念なことに、現在は所在不明です。



この寺の東隣に、軻遇突智命(かぐつちのみこと)、素盞鳴命(すきのお
のみこと)を祭神とする、愛宕神社があります。

文禄元年(1592)、坪井郷新田村開発当時氏神として、京都愛宕神社の御
分霊をお迎えしたと伝えられてます。



このお宮は、光雲寺の別当であった。
つまり、光雲寺は先代住職まで、お宮の世話もしていたという神仏習合で
あります。

東海道宿村大概帳には「愛宕社、別当光雲寺」とあります。



またこのお宮は明神鳥居を配する。
この鳥居は、次のような特徴があり、島木、笠木は反りがあり、切口は斜角
になってます。

台石にのった柱は、内側に傾斜し、貫に楔をつけ、中央に額束をのせている。
そして、最も数多い鳥居です。

愛宕神社別当光雲寺の場所はこちらです。


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