今日は、春のはじまり「立春」です。

立春は日本の季節の目安となる二十四節気のはじめの一つで、冬のピークを過ぎて
春の兆しを感じ始めるころのことを言います。
実際のところ、立春のころはまだ寒い日が続きますが、暦の上ではこの日から春が
始まります。
2025年の立春は2月3日(月)~2月17日(月)。
2月18日からは次の節気「雨水」です。
二十四節気は、太陽と地球の位置関係によって定められています。
現在の暦では、一年は365日(うるう年は366日)ですが、地球が太陽の周りを一周
する長さとは少しずれがあるため、年によって日付が動くことになります。
ただし立春の日付はそこまで大きく動くことはなく、日本では2月3日か4日のどちら
かになることがほとんどです。

二十四節気のそれぞれを「初候」「次候」「末候」の三つに分けたものが「七十二候」
です。
2月3日~2月17日は七十二候で「東風解凍」「黄鶯睍睆」「魚上氷」となります。
2月3日頃からは、立春の初候「東風解凍」。
東より温かな風が春を連れてきてくれるころを指します。
東風は「こち」ともよみ、春の季語として和歌にも良く詠まれます。
菅原道真公の一句「東風吹かば匂ひおこせよ梅の花、主なしとて春を忘るな」が有名です。
2月8日頃からは、立春の次候「黄鶯睍睆」。
「ホーホケキョ」と特徴的な声で鳴くウグイスは、別名「春告鳥」とも呼ばれおめでたい
動物として尊ばれてまいりました。
ほかにも「歌詠み鳥」「花見鳥」など、美しい名前で呼ばれています。

2月13日頃からは、立春の末候「魚上氷」。
川や池の氷が薄くなり、割れた氷の間から魚が出てくるころのことです。
冬の間じっとおとなしくしていた魚たちも、春の気配に動きが活発になります。
もうすぐ春ですね~♪