2024年03月25日
革堂

霊麀山行願寺と号する天台宗の寺院で、西国三十三所観音霊場の第十九番札所です。
寛弘元年(1004)に行円上人によって、一条小川(上京区)に創建されました。
子を孕んだ母鹿を射止めてしまったことを悔いた上人が、常にその皮をまとって鹿を
憐れみ、人々から皮聖と呼ばれていたことから、革堂と呼ばれるようになりました。

以後、人々からの厚い信仰を受け、町堂として大いに栄えたが、度々の災火により
寺地を転々とし、宝永五年(1708)の大火の後、当地に移されました。
現在の本堂は、文化十二年(1815)に建てられたもので、堂内には行円上人の作と
伝えられる本尊千手観音像を安置しています。
Posted by 鈴木@SHOPS案内人 at 08:00│Comments(0)
│西国三十三所観音霊場