2015年05月04日
雄踏町お寺めぐり

浜名湖の東岸、雄踏(ゆうとう)町は氏神産土神として、宇布見には
息神社、山崎には三嶋神社が、そしてまた各小字にはそれぞれの
神社が祀られ民家の信仰を得てました。
仏教は、この時代、当初は天台宗より改宗した寺を含め4~5ヶ寺
あったが、徳川幕府は政策上切支丹禁制を敷き宗門改めをして信者
の根絶を計った。
一方、社寺の建立は認め寺院に檀家組織を取らせ民衆をことごとく
寺に帰属させて、その信仰思想行動を指導監督させた。

民衆は婚姻にも旅行にもすべて宗門送り状、宗門請状が必要でした。
寺は、こうして住民と結びつくと同時に、徳川幕府封建政治維持体制
の中に埋没していきました。
当地でも権力者や一門の指導者の意志によって、多くの寺院建立され
祖霊を祀り一族の結集を計ることが行われた。
宗派は黄檗宗1ヵ寺(観音寺)を除けば、全て臨済宗でした。
これは、当地が東海道筋より北に入り他との交流が少なかっただから
ではないかと思われます。

江戸時代には22ヵ寺あった寺院が合併、廃寺により現在は9ヵ寺に
なりました。
昔話にまつわる寺院もあり地域の歴史にも触れることが出来ます。
急なお願いにもかかわらず境内の撮影を快くご承諾下さったご住職、
関係者の皆様に心よりお礼申し上げます。
Posted by 鈴木@SHOPS案内人 at 21:11│Comments(0)
│雄踏散策