西国三十三所・番外札所、法起院
西国8番札所、長谷寺の開基、徳道上人が晩年を過ごした寺です。
本堂には上人自ら刻んだという本尊の徳道上人像が祀られてます。
数々の伝説を残す徳道上人は、突然の病で仮死状態になった際、閻魔大王から
悩める人々の為に三十三所の観音霊場を広めるようにお告げを受けて甦りました。
その後、与えられた三十三の宝印を摂津中山寺に埋め、270年後に花山法皇に
よって掘り出され、三十三所霊場が復興しました。
境内には、法起菩薩となって飛び去った際に靴を脱いだという上人沓脱の石が
あり、触れると願いが叶うという言い伝えがあります。