忠信利平・赤星重三郎、口上披露!
6月24日、湖西市新居地域センターで開催された「第39回湖西歌舞伎発表会」の
様子をお伝えしてます。
舞台上では、外題「弁天娘女男白浪・稲生川勢揃の場」が披露されてます。
(忠信利平:市川ひかり)
日本駄右衛門、弁天小僧に続き、忠信利平の口上が披露されます。
「つづいて後に控えしは、月の武蔵の江戸育ち、餓鬼のころから手くせが悪く、
抜け参りからぐれ出して、旅を稼ぎに西国を回って首尾も吉野山。
まぶな仕事を大峰に、足をとめたる奈良と京。碁打ちといって寺々や、豪家に
入り込み盗んだる金が御獄の罪科は、毛抜きの塔の二重三重、重なる悪事に
高飛びなし、後を隠せし判官の、お名前騙りの忠信利平」
(赤星重三郎:特別出演、野村由美子)
「そのまた次に連なるは、以前は 武家の中小姓、故主のために切り取りも、
鋭き刃の腰越えや、砥紙が原に 身の錆を、研ぎ直しても抜けかねる、盗み心の
深縁、柳の都谷七郷、花水橋の斬り取りから、今牛若と名も高く、忍ぶ姿も人の
目に月影が谷、御輿が岳、今日ぞ命の明け方に、消ゆる間近き星月夜、その名も
赤星十三郎」
外題「弁天娘女男白浪・稲生川勢揃の場」は、まだまだ続きます。
次の登場は?....お楽しみに!
※取材協力:湖西歌舞伎保存会