浜名湖涼魚 シンコ コノシロ
魚の成長とは私たちが思うよりはるかに早いもので、初夏に見た
メダカほどの子が日に日に育つ様子を市場で見ることができます。
初夏と共に全国で最も早く姿を見せるコノシロの子「シンコ」は江戸
の寿司ネタとして珍重されています。
他の(九州など)より一ヶ月も早くシンコを水揚げする南浜名湖雄踏
港のシンコはひと籠数万円などという高価なもの、末端価格など想
像もつきませんが、ハシリであり、寿司一貫に何枚付けと、小さいも
のが珍重される初夏から、シンコは育ってゆくのです。
シンコの親も同じ寿司ネタ、ヒカリもののひとつコノシロ、金のウロコ
美しい魚ですが、育ってしまった親はとても安いのです。
それでもこれを酢にしていただく楽しみが浜名湖にはあり、高級寿司
店ではなく地元の家庭料理として楽しまれています。
シンコの季節もそろそろ終わり、かわいいのは小さいうち、幼いと思
っていたらいつの間にか生意気となる。魚も同じでありますと、人間
のコノシロは思うのです。
※取材協力:浜名漁協雄踏支所 海老仙
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