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2024年03月21日

道明寺天満宮

道明寺天満宮

道明寺天満宮は、大阪府藤井寺市道明寺にある神社で、旧社格は郷社。

御祭神は、菅原道真公・天穂日命・覚寿尼公(菅原道真公の叔母に当たる人物)

道明寺天満宮

埴輪を作って殉死の風習を変えた功績で、垂仁天皇32年に野見宿禰は土師臣の姓と
この地を与えられました。

そして、その子孫である土師氏は野見宿禰の遠祖である天穂日命を祀る土師神社を
建立しました。

道明寺天満宮

仏教伝来後に土師氏の氏寺である土師寺が土師神社の南側に建立され、やがて神宮寺
となりました。

伝承では推古天皇2年(594)に聖徳太子の発願により土師八島がその邸を寄進して
土師寺としたといわれてます。

この土師氏からはやがて菅原氏や大江氏、秋篠氏が分流していく。

道明寺天満宮

平安時代、土師寺には菅原道真の叔母に当たる覚寿尼が住んでおり、道真も時々この
寺を訪れてます。

この寺のことを「故郷」と詠んだ詩もあります。

泰4年(901)、道真は大宰府に左遷される途中に当社に立ち寄って、覚寿尼との別れ
を惜しんだ。

道真遺愛の品と伝える硯、鏡等が神宝として伝わり、6点が国宝の指定を受けている。

道明寺天満宮

天暦元年(947)には道真自刻と伝える十一面観音像を祀って土師寺を道明寺(現在
は真言宗御室派の尼寺)と改称(道真の号である「道明」に由来)、同時に土師神社
内に天満宮も創建されました。

道明寺天満宮

神仏習合が進み時代が下ると道真ゆかりの地ということで、道明寺は学問の神として
の信仰を集めるようになっていき、土師神社も天満宮が中心となっていった。

天正3年(1575)、織田信長と三好康長が戦った高屋城の戦いで社殿、五重塔などを
焼失したが、同年中に信長から寄進を受ける。

道明寺天満宮

天正11年(1583)次いで文禄3年(1594)には豊臣秀吉から、後には江戸幕府から
も寄進され、社領は174石である。

道明寺天満宮

寛永10年(1633)には石川が氾濫したため、道明寺が天満宮境内に移転し、道明寺
本堂が天満宮本殿のすぐ西隣に建てられるなど両者はやがて一体化していった。

道明寺天満宮

明治5年(1872))神仏分離を行うこととなり、道明寺の五坊のうち二之室が神職家
となって6月に天満宮は土師神社に改称し、また、郷社に列せられている。

1877年(明治10年(1877)の明治天皇行幸の際に当社は行在所となった。

道明寺天満宮

昭和27年(1952)に土師神社から道明寺天満宮と改称する。

現在も学問の神として地元の人々に親しまれている。当社の南には五重塔跡の礎石
残されてます。



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Posted by 鈴木@SHOPS案内人 at 14:00│Comments(0)★自分探し心の癒し旅
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