2015年09月13日
洞雲院のニャンコ・仲間増えた?

知多四国おへんろ旅は、第15番礼所龍渓山洞雲寺に到着。
昨年は境内は工事中でしたが、静かな佇まいの中、昨年より一匹増え
たニャンコがお迎えです。

寺伝によれば、平安時代、天暦2年(948)菅原道真公の孫である菅原
雅規が開基となり、天台宗の久松寺(洞雲院の前身)を創建したと言わ
れてまする。
雅規は幼名を久松麻と言い、後に英比丸、英比殿とも称された。

英比殿は天性朴質、極めて聡明、仁恵厚く善政を敷いた。
没後、いつの頃から人々はその徳を追慕し、英比殿夫妻の木像を彫刻
し、厨子に奉安して英比荘の民家1戸1日の割で廻送し、供養を怠らな
かった。

世に「廻り地頭信仰」といわれた。
この民俗信仰は明治維新と共に途絶え、現在、木像と厨子は、当山霊廟
に安置され、学問上達信仰として祭られている。
室町時代、明應3年(1494)雅規の後裔、久松定益が曹洞宗の洞雲院と
して再建し七堂伽藍と四つの塔頭を整備した。

開山には加木屋普済寺在室岱存大和尚を迎えた。
天文16年(1547)に久松俊勝のもとに徳川家康の生母於大の方が再嫁
され後に桑名城主・松山城主をはじめ多くの大名、旗本として世に出した。

当山の境内墓地には、英比殿はじめ於大の方等13基の墓があります。

お寺めぐりは、歴史めぐり(ヒストリア)の旅でもあります。
秋の知多四国お遍路旅は続きます。
Posted by 鈴木@SHOPS案内人 at 12:11│Comments(0)
│心の癒し旅、知多四国霊場お遍路旅