沖合に建つ上陸大師像

鈴木@SHOPS案内人

2024年03月18日 13:49



愛知県知多郡南知多町の大井漁港入口の磯に建つのが弘法大師像。

ここが、弘法大師上陸地という伝承の地。

空海(弘法大師)は弘仁5年(814年)、諸国行脚の途中に(空海41歳の時)
三河から船で大井浜に上陸したと伝えられています。



知多半島には百日修行を行なったと伝えられる知多四国霊場第43番岩屋寺を筆頭に、
弘法大師を祀る寺などゆかりの寺が各地にありますが、大井漁港の沖に浮かぶ双子島
に立てられた弘法大師上陸像を眺める聖崎の磯には上陸地の碑も立てられています。

伝承では、聖崎に上陸した空海は、第30番医王寺に滞在したと伝えられてます。



弘法大師上陸像は、昭和59年、空海(弘法大師)1150年御遠忌で建立されたもの。

知多四国八十八ヶ所霊場があり、知多半島一帯は「巡礼の地」として知られるのは
空海上陸の伝承と、四国に似た温暖で風光明媚な土地があったからと言われてます。

知多四国八十八ヶ所霊場は、文化6年(1809)第79番妙楽寺の第13世・亮山阿闍梨
が夢告で開創したもので、近世以降の巡礼の地です。




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