四天王と毘沙門天

鈴木@SHOPS案内人

2021年10月12日 18:28



四天王とは仏教世界を守護する4人の神様のこと。

持国天、広目天 、増長天、毘沙門天は、それぞれ東西南北の方角に分かれて護衛
にあたっており、毘沙門天 はその中の「北の守護神」を担っています。

単独で祀られる場合は毘沙門天ですが、四天王の1人として数えられるときは
「多聞天」と呼ばれ、お釈迦様の教えを一番多く聞いていた、という逸話からきて
いるようです。



毘沙門天神は、古代インド・ヒンドゥー教で「クベーラ」と呼ばれていた神様が
もとになっています。

別名を「ヴァイシュラヴァナ」と言い、これを漢字で表すと「毘舎羅門(びしゃら
もん)」に、それがさらに変化して「毘沙門」となりました。

ヴァイシュラヴァナには、「よく聞く」という意味があり、毘沙門天はまたの名を
「多門天 」ともいいます。



仏教を守るという強いイメージから、戦いや勝利の神様として、鎧を身につけた
武将の姿で表現されるようになりました。

右手に宝棒と呼ばれる武器、左手に仏舎利が納められた入れ物の宝塔を持ち、邪鬼
と呼ばれる鬼形の者の上に乗っています。

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