井戸からあがった お地蔵さんby地蔵寺

鈴木@SHOPS案内人

2018年06月11日 22:04



知多四国八十八ヶ所霊場 第70番札所、地蔵寺。

本堂の裏側に、小さなお地蔵さんが祀られてます。

江戸中期の享保年間、常滑の久米に一人の盲目の女性がすんでいました。

名をお竹さんといい、当寺には七日七夜参篭したところ、その満願の日に、夢の
お告げがありました。



「我は竹林中の古井戸に在る地蔵だが、汝、我を助け出して我を信仰するならば、
盲眼必ず開かん」と。

その霊夢に感動したお竹さんが、早速、地蔵尊を古井戸から探し出し洗い清めた
ところ、夜明けとともに目が開き、輝く光を見たと伝えられています。

評判は広まり、近郷からのお参りが絶えなくなりました。



皆様が参拝してるのは、本堂と勘違いされがちですが、大師堂を過ぎて奥に本堂
があります。

お参りして、御朱印いただいて終わりではなく、境内には、建物、石碑(句碑)
など、何百年も前から時代を見守って来た、目の前で感じられる歴史遺産が
あります。



お寺の山門、石柱に刻まれてる建立年月日も、亡くなった爺ちゃん・婆ちゃんが
生まれた年代だったり、そこで故人を思い出すのも、御供養になると思います。












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