外題「寿 吉例曽我対面 対面の場」子供歌舞伎

鈴木@SHOPS案内人

2018年01月21日 19:23



本日、浜松市雄踏文化センターで開催された新春の風物詩『第29回雄踏歌舞伎
保存会「万人講」定期公演』の様子をお伝えしてます。

幕開の演目は、子供歌舞伎の皆さん。

外題は、「寿 吉例曽我対面 対面の場」です。



源頼朝の重臣工藤祐の館には、ご機嫌を取り結ぼうと、大勢の大名が年賀に来て
いる。

一同の勧めで工藤は高座という一段高い座をしめる。

小林朝比奈は工藤に向かい、かねて願っておいた二人の若者に会ってやってくれ
ないかと頼む。



工藤が承知したので、朝比奈に呼び出され、曽我十郎、五郎が現れた。

梶原親子をはじめ大名たちは、そのみすぼらしい姿をあざ笑う。

十郎と五郎は父を工藤に討たれ兄弟で18年後、初めて工藤と対面したのだ。



仇を目前に五郎はいきり立つが十郎はそれを抑える。

工藤は二人の面差しから、兄弟が一門の河津三郎に遺児とさとり、その最後を
物語る。



工藤は兄弟に盃を与え、五月下旬、富士の鷹狩の総奉行の役目が終わったら討た
れたやろうと約束し、兄弟に狩場の切手(通行証)を年玉に送って別れる。



役者さんの名演技に拍手喝采・おひねりが飛び交います。


※取材協力:雄踏歌舞伎保存会「万人講」



関連記事