カエルアンコウ(イザリウオ)

鈴木@SHOPS案内人

2016年08月04日 16:46



鷲津漁港(湖西市場)で選別中の漁師さんから、「面白いのが入ってるよ!」と
いただいた、カエルアンコウ(イザリウオ)。

この魚の特徴は、頭に付いている釣竿(イリシウム)と、その先に付いている
疑似餌(エスカ)です。

この疑似餌を使って魚をおびき寄せ、パクリといきます。顔に似合わず結構食い
しん坊で、自分の身体より大きい魚でも、くわえちゃうそうです。

もう一つの特徴は、よく発達した胸ビレと腹ビレです。



実はあの足や手のように見えるのが、この魚のイザリウオは体色、模様で何種類
かに分かれていたものが、近年、同種であるとされました。

魚は泳ぐものと思っていたら本種に限っては前足のような胸ビレ、後ろ足(支え)
のような尻ビレで主に歩くのです。



本種の標準和名は「イザリウオ」であったが、「「いざる」というのは「尻に足を
付けたまますすむこと」をさし、「いざる人」というのは足の不自由な人を差別
する用語」であるとされ2007年にカエルアンコウに改名されました。

海湖館の水槽で展示してますので、生態観察して下さいね!

※取材協力:浜名漁協・鷲津漁港(湖西市場) やまろく丸さん

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