お寺(仏教)と落語の意外な関係③

鈴木@SHOPS案内人

2014年09月04日 14:11



中世になると、やや職業的な説教者たちも出現します。

人々を楽しませ、興行的要素を兼ね備えた説教、説法によって生計を
立てる半僧半俗の人々が現われるようになってきた。

そしてもうひとつ時代が進むと、安土桃山時代から江戸時代初期を生
きた傑僧・安楽庵策伝が「醒睡笑」を著作。

これは、策伝が小僧の頃から長年にわたって聴聞してきたお説教、巷間
のおもしろい話、味わい深い話などをオチをつけてまとめたものです。

実際、現在でも落語のネタとして語られている噺の原型となってるのも多数。

ここにも説法と落語のつながりがみてとれます。

それにしても、この小話が平成の世にまで落語として継承されるとは・・・・。

はるか400年前の策伝和尚はもとより、お釈迦様でもきがつくめぇ。


※参考文献:『落語でブッダ落語がわかる仏教が楽しくなる』より



新居宿寺道の本果寺で開催される第28回寺道DE落語会、今回の出演者
は浪曲師の国本武春さん。

武春さんは、NHK・Eテレの「にほんごであそぼ」に出演でお馴染みです。

ロックを取り入れた弾き語りスタイルを確立した国本さん自ら三味線を奏で
ながら「忠臣蔵弾き語り」を演じます。

前売り2,500円(当日3,000円)中学生以下無料。

詳しくは、「寺道DE落語の会」事務局矢頭さん(090-9939-6558)
E-mail yatou810136@yahoo.co.jp
までお問合せ下さい。

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