正興山 本果寺 大野林火歌碑

寄らですぐ月の湖辺の友の僧

大野林火の歌碑が、正興山 本果寺境内に建立されてます。


「今宵の月を一緒に見ようと楽しみに待っていたのに素通りして帰っ
てしまったよ、浜名湖畔の寺の僧は」と言うのです。

非難しているのではありません、月に心を奪われ立ち寄ることさえ忘
れた、そんなとらわれない自由さを心から羨ましく思っているのです。

この友とは現在の本興寺住職の止観院金原日達老師。当時は新居町
の本果寺の住職でした。

平成六年建立

※参考文献：句俳集 吟遊遠江