天井に注目!無数の木札が巡礼者の願いを表わす本堂外陣

鈴木@SHOPS案内人

2025年03月30日 14:00



西国三十三所第26番札所、一乗寺。

国の重要文化財に指定されている本堂の内陣には、本尊・聖観音菩薩が
安置されています。



本尊は銅造の立像で像高は70センチメートルあまり。

白鳳時代から奈良時代にかけて造られたと考えられている秘仏で、近年
では2009年から2010年にかけて御開帳されました。



参拝者が集う外陣の天井を見上げると、木片のようなものがそこかしこに
貼り付けられてます。いるのが、

これはかつての巡礼者が打ち付けた木札(納札)です。



現在の納札は紙製ですが、かつては安価な木札が使われており、巡礼者は
一乗寺に参拝した証として、木札を天井に打ちつけたのです。



しかし、天井はご覧のように高く、肩車をしてもらったとしても決して手
は届きません。

昔の人はどうやって天井に貼り付けたのでしょうか?

関連記事